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トリートメントコーディネーター(TC)/歯科助手が医院のファンを増やし主役になる時代!

歯科助手が単なるアシスタントだったのは昔の話。

今では月間1000万円以上もの自費診療を受注する歯科助手がいます。

それほどのレベル感になると、歯科医院への貢献度は計り知れません。当然給与として反映される分も大きくなってくるでしょう。

 

なぜそんなにも稼げるのでしょうか?

 

その理由は、歯科助手がトリートメントコーディネーター(TC)のスキルを獲得したからです。

歯科医院の中で、歯科医や衛生士のように医療に関わる国家資格をもたない唯一の存在だからこそ、できることがあるのです。

 

今回は、医院の運営に歯科助手をうまく活かす「トリートメントコーディネーター」育成についてのお話です。

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トリートメントコーディネーター(TC)とは

トリートメントコーディネーターは、歯科医師と患者様との間に立ち、適切かつ満足のいく治療を実施していくための調整役になる人のことです。

歯科医師や歯科衛生士のように免許が必要となるわけではありませんが、コミュニケーションのプロとして患者様に密度の高いカウンセリングやプレゼンテーションを行い、治療における支払いに関する計画まで立案することもあります。

従来、歯科医師および歯科衛生士が担ってきた患者様と関わる役割をトリートメントコーディネーターが引き取ることで、歯科医院内の業務効率を上げることが可能となります。

 

トリートメントコーディネーター(TC)がいる歯科医院のメリット

トリートメントコーディネーターが在籍している歯科医院のメリットは、以下のとおりです。

 

  • 患者様の意図を的確に汲み取り医師・歯科衛生士に伝えることができる
  • コミュニケーションのプロとして、患者様の不安をすべて受け止めて解消に努めることで、「安心できる歯科医員」というイメージを構築できる
  • 歯科医師/歯科衛生士の業務範囲を治療に限定することで、効率的な歯科経営が可能になる。

 

それぞれ細かく解説していきます。

 

実は多い!歯科医に話しにくい悩みを抱える患者さん

患者さんが歯科医院に来る時、何らかの主訴を持って訪れますが、「ここが気になるから、こんな治療をしてほしい」などと的確に伝えられる人は、そんなに多くはありません。

むし歯の痛みを抑えて欲しいという要望なら解りやすいかもしれませんが、審美治療などの自費診療になると、問診の難易度が上がります。

 

多くの患者さんは心の中で、「口元をキレイにしたい」「この部分だけ、何とかならないかな…」といった悩みや理想を抱えているのですが、うまく言葉にできません。

また、歯の治療に強い興味があっても「矯正治療って高そうだから手が届かない」「ホワイトニングってセルフだと安いのに歯医者でやる必要ある?」といった、そもそも歯科医に直接言いにくい疑問を持っている人も多いので、それを解消しないことには自費診療の受注には至りません。

 

中には、「歯医者さんは怖い」という思い込みがあって、先生を前にすると心の内を話せなくなる患者さんも居ます。


また、医療のプロフェッショナルである歯科医や衛生士にも、自費診療の方が患者さんが望む結果につながるとわかっていても、「なんだか営業しているようで勧めにくい」「どう伝えれば良さを理解してもらえるのか迷うし、時間がかかる」と迷ってしまうケースもあるのではないでしょうか?

 

頼れるトリートメントコーディネーターが患者さんのお悩み全般を請け負う!

そんな時、歯科医や衛生士に代わって患者さんに寄り添い、患者さんに伝わりやすい言葉で的確にカウンセリングできる、トリートメントコーディネーターとしての歯科助手が居たらどうでしょう?

 

それまで歯科医師や歯科衛生士が担っていた役割をトリートメントコーディネーターが請け負うことで、歯科医師や歯科衛生士は治療に専念することができますし、その時間を自らのスキルを高めるために使えます。

歯科医院全体にとって、たいへん有意義といえます。

トリートメントコーディネーター(TC)のスキルを獲得した歯科助手は、歯科医・衛生士と患者さんとの架け橋になる存在です。

患者さんの悩みを引き出し、具体的にどのように治療すれば改善できるかを提案し、支払い方法の計画まで行います。

トリートメントコーディネーター(TC)が頼られている歯科医院では、TCの活躍で自費診療の受注が増え、そのTCにファン患者様がついて、治療後も予防やメンテナンスに通い続けてくれるという理想的な医院運営が成り立っています。

 

日本歯科TC協会が実施するトリートメントコーディネーター資格認定制度

日本歯科TC協会によって実施されている、トリートメントコーディネーターのための資格認定制度が存在します。

「患者コミュニケーション」「最新治療、最新予防」「医院経営」についての講習会及び認定試験という内容で、4つのクラスからなるクラスアップ資格とされています。

Activity Leader、Basic Instructor、Advanced Instructor、Masterの4クラスで、1クラスずつ上級クラスを目指す形です。

この資格を目指すことで歯科助手としてのモチベーションを高めることもできますし、歯科医院内での役割も広がり、ひいては欠かせない人材となることで給与アップにつながる可能性もあります。

 

歯科助手の年収アップにも! トリートメントコーディネーター(TC)

歯科助手の年収は、歯科衛生士と比較するとやや低めの傾向がありますが、トリートメントコーディネーターとなり、歯科医院内で重要な役割を果たし、「あの人がいるからこの歯医者に行く!」というファンが増えればさらに重要な人材になり得ます。

歯科医師を集患面で自分が支える、という意識を持って働くことで、トリートメントコーディネーターは歯科衛生士を超える年収を実現できる可能性すら持ちます。

現在歯科助手として働いているのであれば、年収アップのためにも、歯科医院で欠かすことのできないトリートメントコーディネーターを目指してみるのもいいのではないでしょうか。

 

院長の頼れるブレーンとして活躍するトリートメントコーディネーターも!

トリートメントコーディネーターを持つ歯科助手になると、仕事の幅は大きく広がりを見せ、今では医院の幹部として活躍する人も増えつつあります。

院長だけが抱えてしまいがちなスタッフのマネジメントに関する悩みも、一緒に分け合って医院を良くしていくことができるので頼りになる存在です。

 

TC(トリートメントコーディネーター)は資格がなくてもできる業務ではありますが、TCが活躍する歯科医院では、医院が資格取得の補助制度を用意しています。

そうすることで、TC自身のモチベーションが上がり、日々の診療に良い形で還元されています。

歯科助手を医院運営に上手く生かすために、貴院でもTC(トリートメントコーディネーター)の育成に力を入れてみませんか?

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