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歯科衛生士がすぐ辞める!なぜ続かない?よくある3つの理由

「つい最近、辞めたばかりなのに今月も退職者が出た…なぜ?」

歯科衛生士が一人辞めると、まるで誘い合わせたかのように次々と退職者がでてしまうことがあります。

常に人材不足でお困りの歯科医院は少なくないでしょう。

せっかく採用したのですから、歯科側としては当然、できるだけ長く勤務してもらいたいものです。

 

しかし、なぜ退職してしまうのでしょうか?

どうして続かないのでしょうか?

 

その理由は、退職に至る『本当の理由』が同じところにあるからかもしれません。

院長・事務局長を悩ませる「歯科衛生士がすぐ辞める、続かない」真の理由は、いったいどこにあるのでしょうか?

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本当に歯科衛生士はすぐ辞めたいのか?

「勤務先を変わった経験がある歯科衛生士」は、実に7割以上にものぼります。

一方、「勤務先を変わったことがない歯科衛生士」は、ここ10年間の合計で10%以上減少しています。

勤務先の変更経験については、「勤務先を変わったことはない」が22.2%(前回 24.3%)である一方、「1 回ある」と「2 回ある」と「3 回ある」と「4 回以上ある」の合計は 76.4%(前回 74.4%)となっています。

(公益社団法人 日本歯科衛生士会:歯科衛生士の勤務実態調査報告書/令和元年度)

 

けれども、現役の歯科衛生士は、「衛生士」という仕事に大きな魅力を感じていることもわかっています。

 

  • 国家資格であり一生続けられる
  • 専門性の高い仕事である
  • 人や社会に貢献できる
  • 人に直接関われる・手助けできる

 

上記のように、社会貢献への意識や向上心を高く持っているのです。

また、

 

  • 女性として働きやすい
  • 収入が安定している

 

といった魅力があがっていることからも、歯科衛生士の大半が「生涯やりがいをもって働き続けたい」という継続の意思を持っていることがわかります。

 

それなのに歯科衛生士が続かず、歯科衛生士をやめてしまいたいと思っている人が少なくないのはなぜなのでしょうか?

 

歯科衛生士の転職でよくある3つの理由

歯科衛生士の主な転職理由は以下の通りです。

 

  1. 職場の人間関係に耐えられなかったから
  2. 仕事内容への不満があったから
  3. 給与・待遇面が不満だったから

 

上記の通り、「職場の人間関係」「仕事内容」「待遇面への不満」が主な理由です。

 

慢性的な人材不足から、歯科衛生士さんの業務負担は大きくなっています。

忙しい日々の中、やりがいを求めていてもスキルアップの時間もとれず、日々の診療をこなすことに必死になってしまいがちです。

先輩の歯科衛生士に質問をしたくても、皆、忙しくて声をかけづらいという悩みもあります。

また、院長の方針が厳しく、怒鳴られることもある…そんな職場環境に疲弊して転職を選んでしまうということもあります。

その上、人手が限られる歯科医院では、休みが取りづらかったり、急患による突然の残業があったりするため、
結婚・出産を経て子育てしながら仕事を続けることが難しく、歯科衛生士を辞めて他業種へ転身してしまう人も少なくありません。

 

あるいは、社会保険が完備されていない歯科医院がまだまだ多いこともリスクになっていて、独身のうちに一生働ける職場を求めて、産休制度や福利厚生が整った大規模な組織へ転職する人も増えています。

しかし、大規模な組織になると人間関係や業務内容の難易度が上がり、合わないと感じて退職してしまう人もいます。

 

アンケートにみる歯科衛生士の転職を考える理由

もう少し具体的に見てみましょう。

アンケートによると、歯科衛生士が転職を考える理由は、やはり多くの方が想像する通りです。

  • 「給与・待遇面」38.3%
  • 「仕事内容」29.6%
  • 「勤務形態・勤務時間」22.8%
  • 「経営者との人間関係」19.6%
  • 「同僚との人間関係」16.5%
  • 「仕事内容のレベルアップのため」13.3%
  • 「歯科以外への興味」13.1%

 

何をおいてもやはり、給与や待遇が、歯科衛生士に「辞めたい」という気持ちを呼び起こし、転職に至るきっかけになる可能性が最も高い要因と考えることができそうです。

ただ、これとは別に「実際に職を変えた理由」というアンケートもあるのですが、そちらでは上位に「結婚」が入り、ついで「経営者との人間関係」、「出産・育児」が続き、その次が「給与・待遇面」です。

そのため、「辞めたい」と考える時点では「給与・待遇」がもっとも大きな要因ではあるものの、実際に転職に至った要因としては、それよりも職場での人間関係や、自身の環境の変化が最も大きい、と考えることができます。

 

優れた人材確保のために「職場環境の整備」を!

一生、働き続けたいと考えている歯科衛生士はたくさんいます。

優れた人材を確保するためには、出産・子育て・介護といった女性が抱える事情を理解し、親身になって相談にのる姿勢であることが効果的です。

結婚・出産・子育てとライフステージが変わっても、歯科衛生士が一生快適に働ける『職場の環境づくり』に目を向けてみる必要がありそうです。

ただ、どれだけ辞めないような対策をしても結局は人と人のお付き合い。
相性の良し悪しで辞めてしまうケースもあるかもしれません。

 

万が一歯科衛生士が辞めてしまった不測の事態を想定して、採用応募の母数を増やしたり、患者さまの対応を効率化する仕掛け作りも大切です。

施策のひとつとして歯科ホームページを新規作成・リニューアルするのはいかがでしょうか。

 

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