歯科コラム
歯科のホームページ制作におけるモバイルフレンドリー/モバイルファーストの重要性
Googleによってモバイルフレンドリー・モバイルファーストが叫ばれ始めたのは2015~2016年頃からですが、それからもうすぐ10年が経過する2024年、いよいよ「モバイル」中心の世界はゴール間近、「最終段階」までやってきました。
2024年7月5日をもって、パソコン用Google botのクロールは終了し、それ以降はすべてモバイル用のGoogle botによるクロールとインデックスに移行すると、Googleから発表がありました。
ホームページが集患の主軸となるケースが非常に多い歯科医院においても、気になる話題だと思います。
貴院のホームページがモバイルフレンドリー/モバイルファーストインデックス(MFI)にしっかり対応できているかどうか、この記事を読んでいただき、改めて確認をされてみてください。
目次
モバイルフレンドリーのスタートは2015年
日本において最も早くiPhoneの取扱いを開始した携帯キャリアは2008年のソフトバンクでしたが、それから遅れに遅れ、最大手のNTTドコモが満を持してiPhone販売を開始したのは2013年です。
つまりGoogleの「モバイルフレンドリー」は、ドコモのiPhone取扱い開始からさらに二年後、日本においてもiPhoneおよびスマートフォンがいよいよ大きく普及しつつある時期に開始されたわけです。
そんな昔から行われている話なら、今、殊更に慌てることもないのでは、と思われることでしょう。
しかし今回、Googleによる「モバイルフレンドリー」な世界はいよいよ最終段階を迎えました。
パソコン用のGoogle botの役割の終了です。
以降、モバイル用のGoogle botのみがクロールを行い、世界中のホームページをインデックスしていく形へと移行されます。
参考:「Google検索セントラル」
モバイルフレンドリーが歯科ホームページへ与える影響とは
今回の「モバイル」を重視する世界の最終段階において、歯科医院のホームぺージに一体どういう影響があるのかが、最も気になるところだと思います。
その結論からご案内すると、「実際のところ、ほとんど影響はない」、という答えになります。
何故なら、モバイルファーストの流れは前述した通り10年近く前から動き出しており、既に現時点でほとんどのWEBサイトをクロールしているのは、モバイル用のGoogle botであり、そういう意味で何も変わるところはないためです。
参考:「【モバイルファーストインデックスが実現】Google検索セントラル」
「なんだ、気にして損した」と思われた方もいらっしゃるでしょう。
しかし、少しお待ちください。
数少ないとはいえ、パソコンでしか表示できないホームページは明確に影響を受けますし、既にモバイル対応していたとしても、モバイル目線で歯科医院のホームページを最適化できているのかどうか、というとまた話が変わってきます。
スマホで見た場合の歯科ホームページ
パソコンで見ると非常に見やすいデザインのページになっていても、これがスマホになった途端、見にくく使いにくいと感じてしまうホームページも、中には存在します。
モバイルファーストな世界線にあって、モバイルでの評価が悪ければ、当然Googleからの評価を獲得しにくくなってしまいます。
その結果、何が起こるかというと、Google検索での上位表示が難しくなってしまったり、Googleマップ上での表示が他医院にことごとく負けてしまったり、いいことは一つもありません。
そのため、モバイル目線での歯科ホームページの改修・リニューアルは、今後の流れとしては必須といって間違いないでしょう。
デンタルWEBでは、長期的視野で今後のことを考え、特に長く改修を行われていない歯科ホームページの健康診断を推奨しています。
SSL化していない歯科ホームページが多すぎる問題
興味がないと、意外に気づかないままになっているのが、ホームページのSSL化。
実は歯科ホームページには、SSL化を実施しないままになっているサイトが非常に多いのです。
そもそもSSL化について知らないのか、知っていても今のところ影響を感じていないからそのまま放置されているのか、両方のケースがあるとは思いますが、いずれにしてもいい傾向ではありません。
SSL化、というのは、SSL(Secure Sockets Layer)の略で、インターネットにおける通信の暗号化技術のことを指します。
実際に、SSL化されていないサイトをパソコンで見ると、以下のような表示が行われます。
「保護されていない通信」と表示されてしまい、第三者によって傍受・改善される危険性への注意喚起がなされています。
そのため、できるだけ早くホームページにはSSLを導入し、訪問者のブラウザとサーバー間のデータ通信の暗号化を実施する必要があるのです。
ちなみに、スマホで見たときには、URLの先頭に、真ん中にエクスクラメーションマークがある三角が表示されます。
さらにもう一点、SSL化を実施した場合のわかりやすい特徴があります。
ホームページのURLの先頭部分が、「http://」から「https://」に変更になります。
そのため、URLを確認して、まだ「http://」のままになっている場合、このサイトはSSL化が実施されていないサイトである、ということがわかります。
その知識がある人が見ると、「あれ? この歯科医院、まだSSL化してないの? セキュリティ大丈夫?」と思われてしまい、その時点で選択肢から外されてしまい集患に影響を及ぼす恐れが非常に高いです。
「http://」が「https://」に変更になるのなら、今までのURLでアクセスしてくれていた人たちがホームページに来れなくなってしまうのでは? という心配もあるかもしれませんが、それも問題はありません。
SSL化を行う際には、元々のURLからのリダイレクトが行われるため、元のURLにアクセスされた場合は自動的に、新しいSSL化済みのホームページへと案内される仕組みとなっているのです。
つまり、SSL 化は利用者側からの使い勝手は変わらず、セキュリティはより向上し、今までよりも安全なサイトとして利用することができるようになるのです。
モバイルフレンドリー/モバイルファーストインデックスの世界線においては特に、SSL化は利用者の「安全」を守る意味でも、Googleからの評価を得やすくするためにも、基本中の基本といえ、対応されていない場合にはできる限り早い対応が望まれます。
歯科ホームページのリニューアルで上位を目指す
ホームページにおける「健康」とは、利用者にとって安全で使いやすい状態を指します。
Googleに寄り添うことが、「健康」になることではありません。
利用者に寄り添うのが先です。
何故なら、Googleは一貫して語っているからです。
「利用者にとって最善なサイト」
「有用で信頼性のたかい、ユーザー第一のコンテンツ」
利用者目線で考えられたホームページであるからこそ、Googleに評価されて上位表示することができるのです。
真に利用者に寄り添うことができる歯科ホームページ制作は、その道のプロであるデンタルWEBにお任せください。
SSL化、医療DX対応、モバイルフレンドリー、すべてに対応し、利用者にとって唯一無二の価値を生むホームページを模索していきましょう。
デンタルWEBでは、ホームページ制作およびリニューアルにおいて、Googleのモバイルフレンドリー・MFI(モバイルファーストインデックス)だけでなく、医療DX推進体制整備加算・医療情報取得加算・在宅医療DX情報活用加算など最新の診療報酬にもしっかり対応いたします。
一般歯科だけでなく矯正歯科、小児歯科などのホームページ制作事例も豊富に持っておりますので、お気軽にご相談ください。