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経営を成功させる歯科医院向けセミナーの選び方!セミナーは本当に役に立つのか?

勉学に励んで歯科医になっても、キャリアを維持・繁栄するためには日々勉強が必要ですよね。

これまで臨床に関わる勉強を続けてきたものの、歯科医院を開業してから、不足しているスキル、経営・マネージメントに関する学びが必要だったことに気づく先生も多いかもしれません。

それなら、歯科医向けのセミナーや勉強会グループへ参加してみてはいかがでしょうか。

 

どんなセミナーに参加するか

とは言っても、まずは、どんなセミナーに参加すればよいのか迷うところですね。

よくあるのが、自分の歯科医院の安定経営を望む気持ちから、すでに経営で成功している院長から成功体験を学ぶセミナーへバンバン参加するというものです。

もちろん成功談を聞くのは良いことなのですが、その院長のやり方が自院に活かせるかというと、そういうわけでもありません。

具体的に、今困っている課題をどう改善したらいいのか具体化していないと、何度セミナーに参加しても意味がないことに気づかされます。

 

必要なセミナーを見極める

いざセミナーに参加して学ぼうと思ったとき、若くてやる気があふれている先生こそ、どうしても自分が持っていない未知の技術を手に入れたいと考えるものです。

例えば、インプラント、マイクロスコープ、補綴治療、歯周再生治療など、難易度が高くて先進的な機器を要する技術は、セミナーの参加費が高額になる傾向がありますし、そのようなハイクラスのセミナーには価値を感じるものです。

たしかに高額なセミナーは、優れた技術を学べる良い機会には違いありません。

しかし、唐突にそのようなセミナーへ参加してみても、自院でその技術を活かす機会がなかなか訪れなかったり、実際やってみても経過が思うようにいかなかったりで、ものにならず肩透かしを食らうことも少なくありません。

自院に訪れる(または見込みがある)患者層は、その技術を求めている(または提供すべき)層なのか。その技術があると、今よりも何が・どれくらい良くなるのか。

受講の目的やセミナー受講後のあるべき姿を明確化した上で、参加していきたいものです。

 

歯科医院とマッチングするセミナーを選ぶ

セミナーで学び、新しい技術を取り入れる際は、まず、自院に来てくれている患者さんのことを想像してみましょう。

今よりも治療が短時間で済んだり、身体への負担が少なくなるような技術や機器であればどうでしょう。

例えば、CAD/CAMなど、即日で補修物を作成できるシステムや、精度の高い根幹治療に役立つニッケルチタンファイルなど……今すぐ活かせるものです。

 

自院に来てくれる患者さんに役立つこと、患者さんのニーズに合うことを積極的に取り入れて歯科医と歯科医院の存在価値を高めていけば、患者さんに選ばれ続けることができます。

やみくもにセミナーへ参加するのではなく、「どのセミナーに参加すれば、自分の歯科医院を磨き上げることができるのか?」を見極める能力が問われるのです。

 

歯科医院が抱える問題を明確化する

歯科医向けセミナーの選び方をまとめてみます。

 

・自院に必要なセミナーを見極める

・患者のニーズとマッチするセミナーを選ぶ

 

歯科医向けセミナーを選ぶ際は、この2点がポイントです。

 

やはり、患者さんの存在を忘れずに、歯科医院の問題(課題)を解決できるスキルを学ぶことが大切です。

つまり、歯科医院の問題は何なのか?を明確化した上でセミナーを選択したほうが良いです。

背伸びしてセミナーを選んでも効果は薄いです。

それよりも、自院の問題点とのマッチングが重要なのです。

 

患者さんのために行動を起こすことで歯科医院を強化し、選ばれ続ける歯科医院に育てていきましょう。