歯科コラム
今回は、歯科での「根の治療」に関するAさんの体験談をお話します。
根の治療、すなわち根管治療とは、むし歯菌によってむし歯になってしまった歯の神経をとったり、歯茎の根管を綺麗にする治療のことを指します。
むし歯が重度になった際に行われる治療であるため、定期的に歯科に通いむし歯に早期に気づけていれば、それほど頻繁に根管治療が必要になることはないと考えられます。
が、逆に歯のメンテナンスを怠りがちな人の場合、高い頻度で根管治療をせざるを得ない状況になってしまいます。
そんな根管治療の体験談から、歯科医院がとるべき正しいホームページ制作の方法についてみていきます。
根管治療のセカンドオピニオンの見つけ方
A氏は定期的な歯科検診を怠っていたため、むし歯の存在にいつまでも気づかず、痛みが本格的にひどくなってようやく歯科に足を運びました。
その結果、既にむし歯菌は神経に達しており、神経を取る治療を勧められることになりました。
やむをえないことなので納得して治療を開始してもらったA氏、数回に渡って行われた治療は無事終わったのですが、歯の痛みは一向に治まりません。
むしろ、悪化しているのではないかと思えるほどです。
何度もA氏は同じ歯科に通いつめましたが改善せず、A氏は悩みに悩みました。
藁をもすがる思いでインターネットで自分の症状を検索してみた結果、少し離れたところにある歯科医院のホームページを発見しました。
その歯科医院では、顕微鏡(マイクロスコープ)を使った根の治療を行っている、という情報がホームページには記載してありました。
通い慣れたかかりつけの歯科医院、しかも治療途中で歯医者を変えることには抵抗があったものの、さすがにセカンドオピニオンを考えざるをえないほどに追い詰められていました。
A氏はそうして、ホームページで見つけた新たなB歯科に通うことになったのです。
マイクロスコープによる根管治療
顕微鏡、すなわちマイクロスコープを使った治療を得意とするB歯科は、ホームページでも大々的にそれを訴求していました。
その当時、高級外車が買えるくらいに高いというマイクロスコープを使われている歯科医院は、今よりももっと少なかったこともあり、素人のA氏にはその治療方法がとても魅力的に思えました。
実際に治療を開始したときのB歯科での先生の反応が忘れられない、とA氏は語ります。
「たぶん、それまで治療してくれていたA歯科の先生に気を遣ったのかもしれないし、患者である僕の前だったからはっきりとは言いませんでしたが、歯を見て、明らかに『これはちょっと・・・』という反応でしたね。それまで、A歯科でよほど雑な治療をされていたんだと感じました。」
結果として、20倍ほど視野を拡大できるマイクロスコープを使っての精密な根管治療によって、A氏の症状はすぐに完治するに至りました。
「同じ歯医者なのにこんなに違いがあるなんて知りませんでしたよ。どれだけ無駄にA歯科に通っていたのかと思うと、本当にもっと早く調べるべきでした。」
ホームページ制作時には自院の武器を余すことなく紹介したい
このA氏のケースでは、ホームページが非常に大きな役割を果たしたことがわかります。
B歯科がしっかり自分の持つ武器をわかりやすく公開していたからこそ、A氏はそれに気づき、B歯科に足を運んで丁寧な治療を受けることができました。
つまり、歯科ホームページ制作の段階で、強く押し出したい武器や特徴は、しっかり掲載してアピールしておくことがとても重要なのです。
ちなみに後日談となりますが、B歯科はその後、正確な治療と先生の人柄ゆえか、予約しても一ヶ月以上「待ち」になるなど、なかなか予約が取れない人気歯科になっているということです。
数多い歯科の中での差別化ポイントを明確に
さて、話を戻しましょう。
今回の体験談から学ぶべきところとしては、歯科医院の数は非常に多く、何も武器がなければどうしても埋もれてしまいがちになる、という点です。
そのため、歯科としてホームページ制作をする場合には、必ず差別化ポイントとなる「強み」を記載するようにしましょう。
特別に他と異なる点が思いつかない場合であっても、「どういう歯科なのか」、「どういう歯医者を目指しているのか」など、わかりやすく明確な説明が置いてあるかないかでは大きく印象は異なります。
院長およびスタッフの人柄が垣間見えるようなコンテンツもあれば大きな加点になるでしょう。
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