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スタッフに歯科医院のルールや決めごとを守らせるための3つのアイデア

スタッフの中にルールを守らない人が出てくると、まじめなスタッフとの対立が起きたり、他のスタッフもルーズになっていったり、さまざまなトラブル発生の火種になりかねません。
やがて、ルールそのものが軽視され、医院の規律がぐちゃぐちゃに乱れてしまうことも。

業務を円滑に進め、医院をより良くするためにあるはずのルールがそんな中途半端なことになってしまったら、チーム医療に支障をきたし、患者さんへの印象が悪くなってしまいます。

そうはいっても、うっかりスタッフを注意して、へそを曲げられてモチベーションを下げられても困ります。
ましてや急に退職されるようなことになってしまったら、業務が回らなくなって他のスタッフにも患者さんにも多大な迷惑がかかります。

そんな非常事態に陥らないように、医院のルールや決め事を守らないスタッフに、うまくルールを守らせるためには、どうすればいいのでしょうか?

ルールが守れない原因を考えてみよう

まずは、どうしてルールを守れない人がいるのか整理してみましょう。ルールを守れない人が多い医院では、3つの問題点が挙げられます。

  1. ルールが古く、現状に合っていない。
  2. ルールを守る意味がないと軽視している。
  3. ルールを守らないことによる支障がない。

身だしなみ・業務内容などのルールが、医院が開業した何十年も昔に決められたままになっていて現状に合っておらず、物理的に守るのが不可能なルールまでそのまま放置されている…そんなことも実は、よくあるのではないでしょうか?

ルール自体が信頼性を失っていて、そもそも守る必要がないものとみなされてしまっているケースです。

また、ルールを守らなくても何の支障もなければ、人は楽な方へ流されていくものです。ルールを守らないことが当たり前になっていってしまうのも不思議ではありません。

ルールを守らせるための3つのアイデア

スタッフにルールを守らせるためにはどうすればいいのでしょうか?心理学の考え方に基づいた、3つのアイデアを紹介します。

  1. 現場のスタッフの声を反映して、古いルールを見直す。
  2. ルールの周知を徹底する。
  3. チェック制度をつくり、評価に反映させる。

例えば、多くの医院で設定されている身だしなみのルールについては、スタッフ全員で話し合って決めてもらうのも、ひとつの手です。

そもそも歯科医院での身だしなみのルールは、何のために必要なのでしょうか?

それは「患者さんに清潔感を与え、安心できる診療空間を提供するため」ではないでしょうか。

スタッフも医療のプロですから、スタッフ間で話し合い、その目的を果たすための身だしなみのルールを決めるよう任せてみます。
スタッフが自分たちで決めたルールですから他人事ではありません。当事者意識が強くなり、ルール遵守のモチベーションが上がります。

後で揉めないよう、髪型や髪色、ヘアアクセサリーの色、爪の長さや色、化粧の色や濃さ、ストッキングの色、さらにはセミナーや学会などに参加する際の服装など、こと細かに決めてもらい、文書化して共有し、周知を徹底させることも大切です。

ルールを守る行動が評価につながるしくみ

せっかくつくったルールを風化させず継続していくために、ルールを守る行動が評価に反映されるしくみをつくります。

例えば身だしなみのルールなら、毎朝スタッフが交代で担当になり、守れているかチェックします。そして、誰がチェックしたのかまでわかるようにチェックシートに記録を残します。

最初はルールを守ることが外発的動機付けによるものであったとしても、守らなければ評価に支障が出るとなると守らざるを得なくなります。強制的に習慣づけていくことで次第に意欲や関心に変化していくという心理学に基づいた方法です。

そして、定期的にスタッフの声を取り入れたルールの見直しを行うことで、ルールの目的を再確認します。

そんな「鮮度のある生きたルール」を維持していくことで、スタッフ全員が気持ちよくルールを守れる環境へ変わっていくことができるのではないでしょうか?